アレン・レンー「花様衛士」の錦衣衛姿が素敵 錦衣衛って何?

アレン・レンの作品を最近よく見かけるようになりましたね。
「美人骨」や「流水舞花」でイケメンぶりと演技のすばらしさを披露。
でもやはり、アレン・レンといえば「花様衛士~ロイヤル・ミッション~」の陸繹(りくえき)が忘れられない。
ということで、今さらながら「花様衛士~ロイヤル・ミッション」について書いてみようと思いました。

「花様衛士」のみどころは?

「花様衛士~ロイヤル・ミッション」は明朝時代の皇帝直属の秘密警察とでもいえる「錦衣衛(きんいえい)」の冷酷な指揮官:陸繹(りくえき) と、庶民派の警察組織「六扇門(りくせんもん)」で働く明るく男勝りの捜査官・袁今夏(えんきん)のふたりが、いがみ合いながらいつしか恋に落ちる。
そして、ただのラブストーリではなく、ミステリー的要素も楽しめます。

水と油ともいえるふたり。はじめは敵対していたにも関わらず、難事件を解決していく中で、お互いがひかれあう。
しかし、そこには身分の差や過去の因縁という障害があります。
様々な障害を乗り越え、最後はハッピーエンド。

まさに“ドラマ”。
王道のラブストーリですね。

アレン・レン(任嘉倫)のツンデレぶり、そしてタン・ソンユン(譚松韻)の明るくキュートなキャラクター。
時に笑いあり、時に涙するストーリー展開に、一度見出したら止まりません。

正直、ドラマの最初、タン・ソンユンの演じる袁今夏の騒がしい感じに、見る気を失いかけたのです。
でも、それを打ち消すようにアレン・レン演じる陸繹がかっこよすぎて、そのままドラマ視聴続行。

だんだんと袁今夏も騒がしいだけでない魅力を感じ、そして何よりも陸繹とのデコボココンビぶりがお見事。
いつのまにかタン・ソンユンのファンになっていました。

そして、アレン・レンの魅力をここまで出してくれたのも彼女だったからと思わせるほど息ぴったりに感じます。

アレン・レンの「錦衣衛」姿が最高に素敵。「錦衣衛」って何?

「錦衣衛」のエリート指揮官のアレン・レン。
ところで、「錦衣衛」って何でしょう?
実際の錦衣衛について調べてみました。

錦衣衛は明の時代に設立された皇帝直属の特殊機関。
仕事としては皇帝の護衛、官僚や軍の監視、密告やスパイ活動。
そして、尋問や拷問、処刑まで関わっていました。

なぜ、このような組織ができたのか?
それは明の時代が混沌としていたのでしょう。
設立したのは明の初代皇帝:洪武帝です。
とても猜疑心が強かったようです。

そして、「花様衛士」の嘉靖帝(かせいてい)もかなり疑り深い性格だったようです。
その正確がさらに「錦衣衛の権限強化」につながったようです。
ですからドラマの中でも錦衣衛は権力を振りかざしていますね。

はじめに六扇門に仕事の権限を奪いに行ったシーン。
錦衣衛は権力は絶対という印象を受けましたよね。
そして、その絶対権力を振りかざすアレン・レン演じる陸繹のかっこよさ。

その後冷酷な陸繹が人間味あふれる表情をみせていきます。
しかし、実際の錦衣衛はそんなやさしさや人間味は不要。
まさに手段も選ばない恐怖の秘密警察だからです。

冒頭の拷問シーン、見ごたえありましたよね。
有無も言わせない拷問。
そう、実際の錦衣衛はきっとこんなものではなかったでそうね。

あくまでも皇帝の意向で動く。善も悪ないのです。
「花様衛士」では、正義の味方にもなりえる、冷酷な錦衣衛なのに人間味あふれる主人公として描かれているため、ついつい錦衣衛って素敵と勘違いしてしまいそうです。

錦衣衛のあの衣装の秘密

アレン・レン演じる陸繹の魅力を際立たせるのは、やはりあの錦衣衛の衣装。
あの衣装は「飛魚服(ひぎょふく)」と言われます。

魚が飛ぶような模様を詩集した鮮やかな錦の服。
これは錦衣衛のみが着ることを許された特別な衣装です。
実際の錦衣衛もこのような制服だったようですよ。

ただ、この衣装で普段公務をおこなっていたわけではないようです。
それはそうですよね。
重たそうだし、暑そうだし、動きにくいですよね。

そして帽子も特別。
翹翅帽(きょうしぼう)と呼べれるそうです。
帽子姿も素敵なアレン・レン。

中国ドラマは衣装も楽しみのひとつです。
そして、いくつかのドラマでこの飛魚服を見ますが、「花様衛士」の飛魚服が一番かっこいいと感じます。

六扇門(ろくせんもん)は存在した?

では、袁今夏が属する六扇門(ろくせんもん)は実際存在したのでしょうか?
実際に存在したようです。
ただし六扇門は正式名称ではないようです。
治安と司法を司る管署で、司法を担当する役所の正門が「六枚の扉」からできているため、「六扇門」と呼ばれていたようです。

袁今夏はいつもお金のこと気にしてましたね。
実際六扇門は薄給?

六扇門は官僚ではありません。
下級の役人や庶民出身が多く、決してエリート集団ではありません。
身分的にも低く、社会的にも高い評価はなく実際にも俸給はわすかだったようです。

袁今夏が薄給を嘆いていましたね。
でも明るく元気に生きる袁今夏には共感が持てます。
タン・ソンユンが上手に演じていますね。

そして、錦衣衛の陸繹と六扇門の袁今夏では身分が釣り合わないのもうなずけます。

ところで、女性が六扇門?
と思いませんか。この時代に女性がこのような職業につくことはもちろんありません。

でも中国ドラマでは、女捕快(じょほかい)はたまに出てきますね。
女性が強い、侠女(武侠ができる女性)も活躍します。

同じ女性として、強い女性は魅力的。
実際には存在しない「六扇門の女捕頭(おんなぶとう)」。
架空の人物ですが、ついこんな女性いたかもと想像してしまう楽しさもあります。

この記事では、「花様衛士」の「錦衣衛」や「六扇門」について調べてみたことと、アレン・レンとタン・ソンユンの魅力についてお話しました。
少し古いドラマですが、ぜひ楽しんでみてください。

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