短編ドラマ「虚顔」はご覧になりましたか?
このドラマは短編ながら、中国ドラマによく登場する中国文化が凝縮されている感じます。
この記事では、そんな中国ドラマでよく登場するサンザシ飴をご紹介します。
中国時代劇には絶対出てくるサンザシ飴って?
サンザシ飴はよくでてきますよね。
サンザシの実が串に刺さり飴が絡めてある。
とっても甘そう。
日本のリンゴ飴みたいな感じでしょうか?
サンザシ飴の歴史は宋の時代。
宋の時代って、今から約1000年も前ですね。
そんな昔からあった庶民のおやつです。
もともとは北方の冬の屋台名物だそう。
冬の寒さで飴が凍るのでしょうか?
庶民でも買える安いおやつです。
逆に少しお金持ちの位の高い家柄のお子さんは口にしないのかもしれませんね。
サンザシ飴のサンザシっは甘酸っぱい果物、これに飴をコーティングすることで絶秒なばランスで美味しくなるのが想像できます。
サンザシ飴は庶民の街並みの象徴。
そして、穏やかな街並みの象徴ではないでしょうか?
「虚顔」のドラマの中でのサンザシ飴の意味
このドラマでは頻回に出てくる「サンザシ飴」
印象に残るのは、萧寒声と十七が街に出かけた際、なんとこの「サンザシ飴」越しにキスをする
シーン。
なんだかドキドキしますねー。
こういう演出、この短編ドラマの監督さん素敵!
と思います。
そんな恥ずかしいわー。
と思うシーン。
自分からやっておきながら照れる萧寒声が可愛い。
私は丞磊(チェン・レイ)の演技が本当に好きです。
この「虚顔」の中で、サンザシ飴は特別な意味があると感じませんか?
ただ、街中で買えるおやつだけではありません。
こうして、二人の愛の絆を物語るとために必要な小道具的な存在。
十七は顔を変えられ,沈沁として萧寒声に嫁ぎますね。
本当の沈沁は甘い物は嫌い、そんなところからも萧寒声は自分の妻は偽物では?
と疑います。
そして、とってもかわいいお嬢さん、園宝。
もちろん子供だから、甘いサンザシ飴は大好き。
そして、十七を本当の母親のように慕う園宝と、自分の子供のようにかわいがる十七との間で、“甘い”サンザシ飴は幸せに象徴に感じます。
サンザシ飴で中国語学習
サンザシ飴、中国語では「糖葫芦(táng hú lu)」
ドラマの中で
老板,来一串糖葫芦。Lǎobǎn, lái yí chuàn tánghúlu.
と言って買っていますね。
直訳すれば、「店主さん、サンザシ飴を一本ください。」
老板(lǎobǎn)はよくドラマの中で出てくる言葉
店主や社長の意味、ドラマのように屋台の人にも言う呼びかけです。
来(lái)は「~ください」の意味です。
ここでは日本語で想像する「来る」ではありません。
この来(lái)は日常会話でよく使われます。
来一杯咖啡。(Lái yì bēi kāfēi.)「ライ、イーベイカーフェイ」
これはすぐに使える表現ですね。
一串(yí chuàn)1本
串は串を数える量詞です。
この量詞は中国語にとって大切です。
直訳すると「1本サンザシ飴をください」となります。
日本語だと1本だとあえて1本と言わなくても雰囲気で通じます。
もちろん、中国語でっも通じると思いますが、でも中国語ではこの量詞は必ずつけます。
必ず「数字+量詞+名詞」の形にするのでご注意ください。
例えば、一杯咖啡(yì bēi kāfēi)コーヒー1杯
两杯咖啡(liǎng bēi kāfēi)コーヒー2杯
です。
そして、糖葫芦(tánghúlu)これがサンザシ飴です。
サンザシは甘い?
这个甜吗?(Zhège tián ma?)
これは甘い?
こんな表現もいいですね。
甘いの反対、酸っぱいは「酸(suān)」
甘酸っぱい、糖葫芦(サンザシ飴)
このサンザシ飴の演出は「虚顔」のドラマを引き締めてくれています。
様々な中国ドラマで見かけるサンザシ飴。
これほど効果的に使われているドラマって他にあるかな?
私の中ではナンバーワン!
この短編ドラマで。
このドラマも本来はそれほど話題になるはずのない短編ドラマだったはずです。
本土中国で爆発的な人気。
そして、まさかの日本上陸ですよ。
私は日本上陸に興奮してしまいました。
最近じわじわ人気の出てきた丞磊(チェン・レイ)。
どれも素敵ですが、私個人的には「虚顔」の萧寒声が一番好きです。
彼は個ドラマ以前も数々の短編ドラマに出演。
短編ドラマだからこそのチープな感じ、そしてゲス男役も演じています。
ここで培った演技が役立っていると思います。
「進撃の皇后」このドラマはどこかで視聴できるかもれません。
もし発見したらぜひ視聴してみてください。
「虚顔」では見れない丞磊を楽します。
時代劇のイメージの丞磊。
今度は1930年代からのドラマに出演という情報が。
スーツ姿も楽しみですね。
一押しの「虚顔」を視聴しながら、他のドラマの彼も楽しみます。
皆さんもぜひ、丞磊に注目を。

コメント