中国ドラマ「三国志外伝ー愛と悲しみのスパイ」で注目を集めるチェン・クン
(陈坤)。
この記事では、チェン・クン主演の少し古い映画「画皮」についてご紹介します。
「画皮 あやかしの恋」はどんなストーリー?
「画皮 あやかしの恋」は2008年公開。
チェン・クンは1976年2月4日生まれですから、当時チェン・クンは32歳です。
そして、このドラマはジョウ・シュウ(周迅)やヴィッキー・チャオ(赵薇)という豪華キャスト共演が話題になりました。
将軍:王生(ワン・シェン)は戦場の砂漠で偶然助けた美しい少女:小唯(シャオ・ウェイ)を助け、自宅に連れて行きます。
しかし、彼女宇は妖怪。心臓を食べて人間の美しさを保つ狐の妖怪でした。
妻の 佩蓉(ペイ・ロン)は小唯の正体を疑います。
そして、以前彼女に思いを寄せていた 龐勇(パン・ヨン)を頼ります。
彼は佩蓉と王生の関係を知り、数年前のふたりの元から去っています。
小唯は王生を愛してしまう。佩蓉から王生を奪いたい。
人間と妖怪の複雑な愛憎劇。
そして、この映画の魅力は二人の女優さんの火花散る演技。
ジョウ・シュウとヴィッキー・チャオという豪華二大女優。
最近の女優さんでは演じきれない奥深さを感じます。
そして、映画の声は本人たちというのもいいですね。
ドラマは吹き替えも多いですから。
でもチェン・クンやジョウ・シュウはドラマでも自分の声です。
ふたりは声の演技も魅力のひとつです。
このドラマは当時中国国内で大ヒットしました。
残念ながら、日本ではまだ中国ドラマブームでもなく、中国映画もあまり注目浴びていなかったと思います。
今でもDVDは見つかるのではないでしょうか?
チェン・クン×ジョウ・シュウの演技の化学反応
チェン・クン演じる王生(ワン・シェン)は愛妻家。
それでも、不思議な魅力を持つ可愛い小唯(シャオ・ウェイ)に心奪われてしまいます。
心の中で愛してしまっている。
それでもその気持ちを抑え、小唯の思いを断る。
しかし、彼女のことを怪しいという妻の佩蓉(ペイ・ロン)の言うことは信じません。
小唯を守ろうとします。
決して妻をないがしろにしているわけではありません。
武将としては威厳と強さを持つ王生ですが、やはり美女には弱いのですね。
相手は妖怪、妖術で惑わされているとも言えますが…。
チェン・クンとジョウ・シュウはこれまでも共演作品は多く、ふたりの関係はいつも注目の的。
恋日同士とうわさが絶えない状態でした。
このドラマの時には、チェン・クンにはすでに子供がいます。
それもチェン・クンは独身のまま父に。
母親のことは公表されておらず、ジョウ・シュウとのうわさの絶えませんでした。
そんな中での共演は、個人的にはドキドキしました。
夢の中で小唯と抱き合うシーンは脳裏に焼きついています。
とにかくふたりとも美しく色っぽい。
チェン・クンは色っぽいのです。
そして、ジョウ・シュウは童顔ですが、ラブシーンをとても魅力的に演じます。
私はチェン・クンの長い髪を垂らした顔が大すき。
このラブ・シーンでのエキゾチックな顔にワンレンロングヘア―は最高です。
「三国志外伝ー愛と悲しみのスパイ」では見れないチェン・クンの魅力。
それはこの「画皮」だけでなく、他の映画やドラマでも見せるロングヘアスタイル。
そして、王生が小唯に「妻は佩蓉だけだ。」と涙を流し伝えるシーンがあります。
男の涙は美しい。
中国俳優さんは泣いて美しいし、魅力的です。
そして、チェン・クンの涙はグッときますよ。
そして、その時の小唯の顔。
ふたりともわずかな目や口元での演技は天下一品だと感じます。
ヴィッキー・チャオが映画を重厚に
そして、ヴィッキー・チャオの演技が、この映画を魅力的にしています。
彼女演じる佩蓉は、静かですが芯の強さを感じる女性。
夫を愛し、信じ抜く。
夫のために自分を犠牲にし、妖怪になる薬を自ら飲み干します。
最後まで、夫を愛する。
そして、自ら命を絶つ。
彼女の演技がチェン・クンやジョウ・シュウをさらに引き立てます。
佩蓉(ペイロン)という名前にも意味があると思います。
佩は「身につける」
蓉は「蓮の花」
清らかで気高い、そして美しい女性像にぴったりな名前ですね。
彼女の夫を愛する姿に、妖怪である小唯を愛してしまったこと、妻を信じ切れなかったことに苦悩する王生。
そして、最後は妻を選ぶ姿に、どこか納得したかのような小唯の悲しさ、自分が妖怪であるという真実をつきつけられた彼女の決断。
佩蓉のただ男に守られるだけの女性でない、静かな愛と、動物的に人を愛する、激しい愛を演じる小唯。
そして、男として愛に揺れ動く姿。
2時間弱という映画で、この世界観を、そして彼らの演技をぜひ堪能し見てください。
そして、この映画でチェン・クンの魅力を知っていただけたら嬉しいです。
また、現在も美しさを保ち、素敵な演技を見せてくれるジョウ・シュウの若かりし頃も楽しんでください。
残念ながら、ヴィッキー・チャオは数年前、スキャンダルで中国芸能界では抹殺状態のようです。
引退ではないようなので、今後また表舞台で活躍することを期待したいです。
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